日米リーダーシップ・サミット、持続可能な未来をテーマにカリフォルニアと日本のリーダーが集結

2025年10月6日、カリフォルニア州の市長ならびに市郡議員16名が大阪に到着、4都府県の「スマートシティ」ツアーが始まりました。本ツアーは大阪・関西万博(Expo 2025 Osaka)で幕を開け、ハイライトとなる東京の国連大学(UNU)での「日米リーダーシップ・サミット」では、「持続可能な世界に向けたAIとスマートシティ(AI & Smart Cities for a SustAInable World)」をテーマに議論が行われました。

日米姉妹都市協会(JUSSCA)理事長兼代表団団長のアントニー・アルジェイミー博士は次のように述べています。「今回の訪問は、すべての市長や市郡議員にとって心に残る体験となりました。私たちは訪れる先々で本当の“おもてなし”を実感し、この刺激的で啓発的な経験に感銘を受けました。日本が開催国として成功させた極めて複雑で野心的なイベントである大阪・関西万博では、文化的な催しや革新的な展示を体験できただけでなく、ご視察にいらした天皇皇后両陛下のお姿を拝見でき、一生忘れられない思い出となりました」

10月6日夜、代表団は関西地域の市長らの歓迎を受けました。アルジェイミー博士は「関西の市長らのスピーチから、温かい歓迎の気持ちとエネルギーを感じました」と語りました。アデナ・イシイ バークレイ市長は、ツアーの幕開けが大阪だったことに喜び、「バークレーは、長年にわたり、姉妹都市として堺市と交流を続けてきました。日本語版「Visit Berkeley」誌などバークレーのお土産を永藤英機 堺市長にお渡しする機会を得られたうえ、サミットのレセプションで多くの市長や関係者にもお会いできました。閉幕直前の大阪・関西万博を訪れ、アメリカの歴史や宇宙開発を展示するアメリカパビリオンを訪問できたことにも感謝しています」と述べています。

ジル・ホフマン サウサリート市議も、サウサリートと姉妹都市関係にある坂出市との友好を深めました。「有福哲二 坂出市長とお会いし、石油から水素エネルギーへの移行や無人電気公共バスの試験運用プログラムなど持続可能性に向けた施策について議論することができました」

ルラ・デイビス=ホームズ カーソン市長は、「ツアーの幕開けとなった大阪・関西万博には世界の最新テクノロジーが集結していました」と日本の革新に対する意欲に言及しました。アーリーン・ロハス カーソン市議は友好関係の重要性を強調し、「協力は力!日米リーダーシップ・サミットが大阪・関西万博のテーマを共有してくれて感謝しています。万博は各国の最新かつ最良の創意と革新を見せてくれます。絆を結び、学び、考えを共有する機会を得られたことに感謝し、今後の協力を楽しみにしています」と述べました。

その後、一行は新幹線で静岡県、さらに山梨県へ移動。河口湖音楽と森の美術館で、鈴木康友静岡県知事、長崎幸太郎 山梨県知事、「富士・カリフォルニア・リーダーズ・サミット」議長 田坂広志博士らの歓迎を受けました。さらに代表団は「米倉山グリーン水素施設」を視察し、山梨県のクリーンエネルギーおよび水素技術における先進的取り組みを学びました。JUSSCA理事長アルジェイミー博士によれば、「多くの都市がグリーン水素とゼロカーボン農業への移行に大きな関心を寄せていました」

アデナ・イシイ バークレー市長は振り返ります。「山梨県のグリーン水素の医療機器への応用の取り組みについての発表を聞きました。また、長崎幸太郎 山梨県知事、著名な経営学者であり内閣官房参与も務めた田坂広志博士と、バークレーと山梨県の関係構築について議論することができました」

キャサリン・モイ フェアフィールド市長は述べます。「田坂広志博士、長崎幸太郎 山梨県知事とゼロカーボン水素燃料をフェアフィールドに導入するテクノロジーやサスーンバレーの産品の貿易について話し合いました。アートを通じて若者を呼び込むいくつかの取り組みに協力するつもりです。外交ならびにビジネス面での協力関係が大きく進展することになるでしょう。同僚、自治体関係者、日本国民、学者、経済人、若者から大いに学びました。国際舞台で故郷を代表する機会を得られたことは大きな名誉です」

サミットの最終章となる東京の国連大学での2日間の基調講演と討論会では、日米のリーダーが、持続可能な都市、デジタルトランスフォーメーション、異文化協力の推進に関する取り組みを共有しました。

登壇者には、小池百合子 東京都知事、河野太郎 元デジタル大臣・元外務大臣、建築家坂 茂氏、建築家 丹下憲孝氏、佐々江賢一郎 元駐米日本大使、国連大学学長 チルツィ・マルワラ博士が名を連ね、米国の自治体リーダーらも地域の先進的取り組みを発表しました。

小池知事は、持続可能性に向けた「東京グリーンビズ」「東京都AI戦略」などの取り組みを紹介し、都市間の連携強化とレジリエンス構築を呼びかけました。「日米両国は171年に及ぶ友好関係の中で深い交流を重ねてきました。長年のパートナーとして、希望に満ちた明るい未来を共に切り開いていく必要があります。東京は米国との絆を深めつつ、地球規模の課題解決に率先して取り組みます」

バークレー市のアデナ・イシイ市長はサミット最終日を振り返り、こう述べました。「代表団最年少の市長として、また日系アメリカ人として、国際舞台でバークレーを代表して観光促進にひと役買い、事業協力を推進することができて大変光栄です。バークレーは日本との協力について大きな可能性を秘めた環境面のリーダーを自負しています。国連大学でのプレゼンテーションで私は、「コンセンサスの形成」について話しました。この困難な時代にあって非常に重要なテーマだと思います。小池百合子 東京都知事や持続可能性と革新を推進する指導者らと同じ舞台に立てたことは大きな喜びです」

責任と革新の共有を呼びかけるメッセージは、サミットを通じて繰り返されました。坂茂氏と丹下憲孝氏は建築、コミュニティ、サステナビリティの融合について述べ、マルワラ学長は、「都市の関係強化は持続可能でインクルーシブな未来の鍵」として、都市間の公平で深い絆の構築におけるAIの役割を強調しました。Mobeon Tokyo代表取締役 瀧石大志氏は、AIを活用した都市テクノロジーの事例を紹介しました。

小山田新 JUSSCA会長は、国連大学と日米姉妹都市協会の新たな戦略的協力関係を記念してこう述べました。「サミットは異文化交流を広げ、地域と世界の発展への道筋を明らかにするプラットフォームとして機能しました」

また、アナハイム大学による特別企画として、サステナブル建築の先駆者である黒川紀章博士(1934–2007)の追悼式が開催されました。アルジェイミー理事長、ダイヤル・サービス株式会社代表取締役社長 今野由梨氏、黒川紀章氏のご子息 黒川未来夫氏が登壇し、アナハイム大学 黒川紀章グリーン・インスティテュート制作の追悼映像が上映されました。

カリフォルニアの各自治体代表:
アデナ・イシイ(バークレー市長)、ケリー・コックス(サンタクララ市副市長)、ルラ・デイビス=ホームズ(カーソン市長)、アーリーン・ロハス(カーソン市議)、ルイス・A・マッカーサー(オックスナード市長)、ジョシュア・スウィーニー(ラグナヒルズ市長)、キャサリン・モイ(フェアフィールド市長)、キム・ボウマン(ラカニャーダフリントリッジ市長)、モナ・ミヤサト(サンタバーバラ郡行政官)、オスカー・グティエレス(サンタバーバラ市議)、タニア・シャイナー(サンフランシスコ市主任環境計画官)、ジル・ホフマン(サウサリート市議)、ジョン・ウー(サンガブリエル市議)、ジョン・カジ(トーランス市議)、マーサ・ゲレーロ(ウエストサクラメント市長)、アラ・ナジャリアン(グレンデール市長)。

サミットは10月9日の歓迎式典から始まり、10月10日のさよならレセプションで幕を閉じました。着物ショー、ジャズ生演奏、三味線演奏などの趣向を凝らしたレセプションでは、姉妹都市間の関係強化を祝し、気候変動対策、デジタルインクルージョン、異文化理解の促進を誓いました。JUSSCA理事長 アルジェイミー博士によれば、「このレセプションは米日財団、国際交流基金日米文化教育交流会議のご協力なしには実現しませんでした」

サンタバーバラ郡のモナ・ミヤサト行政官は、「坂茂氏と丹下憲孝氏という世界的建築家のお話を直接聞けたことに感激しました」と述べました。

サンガブリエル市議のジョン・ウー氏は、複数の日本の自治体がサンガブリエルとの姉妹都市提携に関心を示していると述べました。さらに、ウー氏のような移民に公務員となる機会が開かれている国は少ないことを訴えかけました。

ウエストサクラメント市のマーサ・ゲレロ市長は、「文化や歴史を肌で感じながら、ホテルニューオータニの美しい庭園を歩きました。日本に来られたこと、そしてこの場を提供してくださったアントニー・アルジェイミー博士と国連大学のマルワラ学長に心から感謝しています」と語りました。

サンタバーバラ市議のオスカー・グティエレス氏は「この旅は一生に一度の貴重な経験になりました。日米姉妹都市協会および日本政府に深く感謝しています」と述べ、参加者全員が感じた深い感謝と絆を代弁しました。

キャサリン・モイ フェアフィールド市長は、東京での経験を振り返り、「驚きました。パリ、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、シアトルなど多くの都市を訪れましたが、東京ほどにぎやかでエネルギーと面白さにあふれ、文化を色濃く感じさせる都市はありません」と述べました。

また、山梨と東京の講演やレセプションで詩を引用した南カリフォルニア大学シュワルツェネッガー公共政策研究所の招聘詩人 メイソン・グレンジャー氏は、「眺める場所は違っても、結局のところ私たちは同じ海を見ているのです」と語ります。この言葉は、対話と目標の共有を通じて、異なる文化・都市・思想の架け橋となるという日米リーダーシップ・サミットの精神を象徴しています。

2025年10月6日〜10日「日米リーダーシップ・サミット」は、日米姉妹都市協会(JUSSCA)とカリフォルニア姉妹都市協会の共催、国連大学、日米財団、国際交流基金、アテイン株式会社の後援により開催されました。

日米姉妹都市協会について

日米姉妹都市協会(JUSSCA)は、東京を拠点とする日本の非営利団体で、姉妹都市交流を通じた人的交流の促進・活性化を使命としています。

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国連大学と日米姉妹都市協会、日米パートナーシップおよび持続可能な開発目標の推進に向けた覚書を締結

国連大学(UNU)と日米姉妹都市協会(JUSSCA)は、持続可能な開発目標(SDGs)の推進と地方外交の強化を目指し、新たな戦略的パートナーシップを構築するための覚書(MOU)を正式に締結しました。国連大学学長のチリジ・マルワラ博士と日米姉妹都市協会会長のシン・コヤマダ氏がこの協定に署名しました。

この協定は、UNUJUSSCAが、日本と米国の人と人とのつながりを強化し、相互理解を深めるとともに、地球規模の課題に対する協力的な解決策を促進するという共通の使命を強調しています。

本MOUの枠組みに基づき、UNUとJUSSCAは共同で**「日米リーダーシップ・サミット(SUMMIT)」**を開催します。このサミットは、両国の選出された政府関係者、学識者、主要ステークホルダーを一堂に集める旗艦イベントです。サミットでは、SDGsに関連する喫緊の課題について議論を深め、異文化間のパートナーシップを模索し、地域および世界規模の発展に向けた道筋を明確にするためのプラットフォームとしての役割を果たします。

日米姉妹都市協会と駐日米国大使館がサブナショナル外交の強化に向け連携

平和と相互理解を促進するため、日本とアメリカの両国間で重要な役割を果たしている姉妹 都市提携を強化する目的で、日米姉妹都市協会(JUSSCA、ジャスカ)は特別なイベントを 発表。この協会の創業会⻑を務めるのは、俳優であり慈善家でもある小山田真(映画『ラス ト・サムライ』準主演)。日本とアメリカの間にはすでに 450 以上の姉妹都市提携が存在し、 これらの提携は市⺠外交の基盤として、世界中のコミュニティ間に持続的な絆を築いてい ます。この重要性を認識し、ジャスカは、新たな学生交換プログラムである「ジャスカ・ア ルムナイ」(JUSSCA Alumni)、「サブナショナル外交助成金」(Subnational Diplomacy Grants)、 「日米リーダーシップサミット」(Japan-United States Leadership Summit)、そして「ジャ スカ年次会議」(JUSSCA Annual Reception)を通じて、両国の市⺠間のつながりを強化す るための取り組みを開始することを発表致します。 ● 2024 年 9 月 3 日に開催されたイベントは、駐日米国大使ラーム・エマニュエル氏の公邸 で行われ、日本とアメリカの関係強化に取り組む多様な関係者が一堂に会しました。参加者 には、日本の知事や市⻑、企業の幹部、政府関係者、大学の学⻑、そして日本とアメリカの 両国から集まったコミュニティリーダーが含まれていました。 ●駐日米国大使ラーム・エマニュエル氏は、「国と国の関係は、人と人との関係に基づいて います。米国と日本の 450 以上の都市間提携を通じて、市⺠、地方の指導者、そしてコミュ ニティが友情を築き、両国間の絆を深めています」と述べました。「約 70 年前に平和を目指 して始まったこの取り組みは、今や人々を力づけ、ビジネスや教育の交流を促進し、国境や 境界を越えて市⺠や地域コミュニティが橋を架け、絆を築く力を示すプログラムへと発展し ました」と語っています。 ●ジャスカ会⻑の小山田真氏は、「日本で初のジャスカのイベントを開催できることを光栄 に思います。このイベントは、人と人とのつながりを強化するためのプラットフォームです。 我々の使命は、姉妹都市提携を促進し、交流プログラムを活性化させ、リーダーたちを結び つけることです。特に、両国の若者のつながりを地域レベルで強化することに重点を置いて います」と述べました。 ●姉妹都市プログラムは、1956 年 9 月 11 日にホワイトハウスで開催された会議で、当時の 米国大統領ドワイト・D・アイゼンハワーが提唱した国⺠外交のイニシアチブとして、アリカで制度化されました。
敬具
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